サンダーバード

トンネルを抜けると、そこは一面銀世界。

なんか、こんな感じのフレーズがあったような気がしますが、
サンダーバードで、京都から福井へ抜けると
まさにそんな光景が待っていましたよ。


18年間北陸で生活していたけど、
車道の脇に、私の身長くらいの雪の壁ができているのを見るのは
すごく珍しくて、母の車の中でつい笑ってしまいました。


この時期は、日本人がマージャンのパイのように
ぐちゃぐちゃとシャッフルされているようです。
乗り換えの大阪駅売店

これ、なんぼするん?

とレジのお姉さんに、聞いてるおばさんとぶつかった数分後に

あんた、何買うがけ?

とダンナさんに話しかけてるおばさんとホームですれ違った。
ここ最近、私の周りでは

ぶち寒いんじゃけぇ

が母国語なので、久しぶりの

これ買おう、思とるがやちゃ

は、サンダーバードよりも速く故郷へと近づかせたのでした。


んで、5分遅れでやってきた早速サンダーバードに乗り込む。
しかし、3号車のはずが9号車になってて、ちょっと動揺。
こんな状況になると、知らないもの同士でもちょっとした仲間になり、

「これって、3号車ですよねぇ」

と、声を掛け合いながら座って少し暖かい感じがしました。


その後、席が離れ離れになったカップルに席を交換してあげたり、
その席に小説を置いてきたけど、
すでに二人はいちゃいちゃモードになっていて取りにいけなかったり、
窓側の席になってしまって、トイレに行きにくくてモゾモゾしていたり、

でも雪景色はきれいだから、サンダーバードに揺られるまま
この実家にやってきた次第であります。


帰ってくると、
実家の前の私道が、融雪装置完備になっていたり、
実家のパソコンが、ワークステーション並に大きく成長していたり
何かと驚きの連続でしたが、


無事、この日記も書けたので安心して年越しを迎えられそうです。

よかった、よかった。